大阪市・城東区 H.O様

妻との別れ~謝辞~ご感想

 「妻は86才でした。60年連れ添ってきましたが、10年ほど前に痴呆症になりました。5年ほど前から体重が増えてからは自分で用を足せなくなり施設へ入れました。『あんた、どこへも連れて行ってくれへん、よその人はあちこちに楽しく旅行に行っているというのに』、そんなことあるかいな!アメリカやカナダにも行ったし、ラスベガスのカジノでは3万円ほど勝ったやろ。周りを見回しても夫婦で韓国やどこやら14回も行っている夫婦は私らくらいや。韓国でカラオケも歌ったやろ。『そう言えば韓国行ったなあ』『それでも、年金取りに行かんといかんのや。この頃取りに行ってないけど、あんた、取り込んでるんちゃうか』、ほんなことあるかいな。ちゃんと、この通帳に二月に一度づつ振り込まれとる、見てみ。『ほんまや』、こんな具合であった。痴呆の患者には怒ったらあかん、ということらしいが、このまま私も痴呆になると、言い合いになって蹴っ飛ばしたりしないか心配であった。今日は、みなさん寒い中ありがとうございました」~謝辞より

 50年の想い出が妻の記憶から消えてしまっても、10年の精神的・肉体的な看病に『ありがとう』と言われなくても思って貰わんでも構わんのです。妻との別れとともに妻との甘い愛の時代も共に病と戦い抜いた戦友時代も、泡のように消えました。確かなことは、共に生きてきたこと。ただあと少し一人で生きていかねばならんのです。そのあと少しの私の満足の為に、華やかに結婚式の思い出が心に刻まれたように、妻とのお別れ式も素晴らしく感動的に心に刻みたい。私達二人の始めと終わり。今日がその終わりの式でした。私の葬式の時は私は分かりませんから、私の分まで華やかに私のために感動的に、素晴らしいお別れ式をすることが出来ました。ありがとうございました。~ご感想より

新井家2011_01_02_dsc_0211

 

お葬式本舗に決めた理由

専門家の対応内容

葬儀場での対応内容

葬儀を終えて

認知症の妻と添い遂げる(寄り添って生きる)長寿社会の笑い話が身近に、自分たちに現実に起こってきています。